ラブレターの目的は、心の奥底にある愛を表現し、伝えるのを妨げる否定的な感情を、すべて解放することです。私たちはそれをラブレターと呼んでいますが、それは手紙が「僕のかわいい天使へ。心から愛している……」で始まるからではなく、その目的が愛情の流れを妨げる感情のこじれをすべて解決することにあるからです。ラブレターの構成は先に述べた五つのレベルの感情を基礎としています。
どうして、わざわざこれらすべての気持ちを書き出さなくてはならないのでしょうか。答えはかんたんです。
もし、私がパートナーにまず怒りを表現し、次に苦痛や恐怖や罪悪感について話し、最後には愛についても話すつもりでいたら、私は決して最後まで話すことはできないでしょう。というのは、おそらくパートナーは私の怒りを聞いた時点で、自分も腹を立て、私の話をさえぎってしまうだろうからです。
たとえ相手が口をはさまないでただ聞いていることに同意したとしても、相手の表情からその気持ちを読み取ってしまうと、どうしても自分の感情をすらすら話せなくなります。直接、相手と話すのではなく、独り座って、体系立った形(ラブレター)で自分の気持ちを書き出すことで、気持ちが動き、心が癒される場合も出てきます。
そうやってラブレターを書いたら、次は誰かに大きな声で読み返してもらいましょう。これにはいくつかの目的があります。
まず自分の気持ちが表現され、客観的にそれを聞くことになるので、その気持ちを取り払えること。また、その手紙を読んでいる人は、読みながら自分の中に生じた気持ちも感じられること。
もしあなたが手紙の中で愛について書き及んだなら、読んでいる人間も同じように愛にまで思いを至らせることになるでしょう。もし読み手がその手紙を読むまで、あなたと心が離れて冷たい感じを持っていたり、感情が遮断されていると感じていたなら、あなたの言葉を大声で読み上げることで、きっと感情がもどってくるはずです。
いちばん難しいのは、パートナーにラブレターを書く決心をすることです。この「決心する」までに苦労する人が多いのです。
書いている時は、パートナーと同じ部屋にはいないようにしましょう。ラブレターを書く時には、愛していると感じていなくてもかまいません。
たとえどんな気持ちでいようとも、もっといい気分になりたいと思ったら、ラブレターを書いてみることです。
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